東京へ息子（小５）が行きたいと言いだして｜奥和田健建築設計事務所ブログ

東京へ息子と一緒に（建築編）

新幹線車内
今から行く場所をyoutubeで予習中
息子(小5)が渋谷スクランブル交差点と原宿に行きたいと言い出し、いつも仕事と所用で東京に行く私について来てくれました。

都会に興味がでる年頃なのかと思いつつ
私が初めてその様な枠組みに興味がでたのが１５歳くらいだったので息子の方が早いなと思ったり、様々なことを考えながら連れて行きました。

私自身、この建築に触れたとき大感動したのを覚えていて
息子にもと思い連れていったのが
東京カテドラル（設計：丹下健三 1964年）

後、上野にある大好きな
東京文化会館（設計：前川國男 1961年）

展示に興味があり行きたいと言った
21_21 DESIGN SIGHT（設計：安藤忠雄 2007年）

などなど、街並みと一緒に色々と建築を観てくれたのは良かったかなと思いつつ
馴染み深い村野藤吾が晩年設計したホテルに宿泊

新高輪プリンスホテル｜現：グランドプリンスホテル新高輪
（設計：村野藤吾 1982年）

村野藤吾が残した言葉のなかに「99％関係者の話を聞き、残りの1％から出発する。それでも村野は残る」という有名な言葉があります。
地形や気候や風土などと共に、携わる方々の関係性を含めて"環境"と考えていたと私は解釈しています。

１％に無限の可能性を見出して形づくる建築が村野藤吾。
その独創性と美しさの前に足を運ぶたび、私自身いつも心を打たれてしまいます。

2017.8.19

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