Okuwada Architects Office
奥和田 健
レヴェレンツとストックホルム
友人がストックホルムを旅行していて、TLに写真がUPされていたので思い出した。
僕にとって、ストックホルムは夜に響く大音量のストリートミュージックと、レヴェレンツの建築。
その2つが心に染みた、そんな旅行であった。

ストックホルムの夕景

スコーグスシュルコゴーデン(森の墓地)は、アスプルンドのみの設計かと思われがちだが、レヴェレンツの協働で設計が始まった。墓地の中にはアスプルンドの設計した礼拝堂もあるが、レヴェレンツ設計の「復活の礼拝堂」もある。この礼拝堂の建築へと至る、ランドスケープが素晴らしく、礼拝堂までの距離を時間に置き換え、起伏と直線で構成された軸線に、僕は感動したのを覚えている。

あと、少し離れた街に、セントマークス教会がある、この建築もレヴェレンツの設計。

建築家rヴぇレンツの設計による、セントマークス教会

特有のレンガを積んだ表皮と計算されたディティール、そして光と影の移ろいが、この建築の存在を表しているのだが、裏にある広場に腰を据えて時を過ごすと、自然の中に位置づく教会の豊かさを感じ取ることができる。

a+u レヴェレンツ特集

今度は、コペンハーゲンからマルメに渡り、レヴェレンツの設計によるフラワーショップを訪れてみたい。
本棚の中から、a+u 2016年1月号のレヴェレンツ特集を出してきた。
次の夏か、その次の夏くらいにでも。

2020.01.16 奥和田 健
建築家・一級建築士

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