19歳の時に、一緒に遊んでいたのがTで、祇園の地下にあったコンテナーというクラブへ通っていた。
階段を降りると流れていたのが、写真のRUN DMC
[Tougher Than Leather]。
京都で朝まで過ごして車で大阪に帰ったりしながら、半分くらい一緒に生活をしていた時期があった。
25歳になり、僕が建築が好きになって、設計事務所に勤めているときも連絡を取り合い、何故か一緒の本を読んでいた。エルモア・レナードのラムパンチという本だ。
このラムパンチは、タランティーノの映画「ジャッキーブラウン」の原作でもあり、映画の舞台はLAだが、原作はマイアミだった。Tと僕はマイアミに行きたくなり、貯金して遊びに行った。
当時のマイアミは東海岸に住む白人のリゾート地で、人種による区分を初めて感じ、日本のように夜な夜な遊んで、色んな人と仲良くなり、朝まで過ごすというルーティンが成立しなかったのを覚えている。
その後、マイアミからニューヨークへと移動した。
ニューヨークで、Tと一緒に遊びながら、Tが営業の専門家になる、僕が建築家になると話し合い、将来は一緒に会社をしようと語り合った。(写真下にあるのは、当時ニューヨークで買った、レムコールハースのフォトカード集)
結局30代になり、互いに会社を経営してしまい、一緒に会社を作ることは出来ていないが、先日Tから電話
「あぁ奥和田か。俺、事務所を移転することになったから、デザイン宜しく」
「ああ、そうなん、よっしゃ頑張るわ」
こんな感じで、一緒に何かを作れるのは嬉しい
秋には完成すると思う。