最近、事業再構築補助金を申請される案件が多い。
僕の事務所でも、4案件の相談があり、そのうち3案件が進行している。(1件はスケジュール的に難しいとお伝えした)
皆さん、新たな事業に取り組まれるので、事業プランに合わせた空間のデザインを考え、全体費用の算出のお手伝いをしている。
そんなこんなで、僕自身も事業再構築補助金のことについて、かなり詳しくなった。スケジュール感や、建設費用、時期など、コンサルタント会社で解りにくい所を、建築のプロとしてアドバイス。
先のスケジュールが難しかった1件は、規模と予算が現実の社会と乖離しているように思えた。経営コンサルタント会社は、過去のデータをもとに予算を計上するが、現在の建築にまつわる世界は、国際的な資材不足と価格高騰により、全体の費用が上昇している。それらをご説明し、再スキームを考えたり。
15年前と比べて、建設価格は上がり、鉄骨造で考えると、1.5倍から1.8倍になっている。そのスピードは、ここ数年というか、昨年と今年でも違い、予算を考えるのに細かな配慮が必要だ。
ともあれ、経済が再構築されると考えると、この仕事に携われるのも、使命感があり、社会の一員として頑張ろうと思う。