昨日は和歌山。
metalabさんのショールームの現場へ行った。
外皮に使うステンレス304の板があり、それのバイブレーション掛けの手伝いとして参加したのだった。
施主でありmetalabオーナーの山本さんと一緒に、機械をつかい手で１枚ずつ仕上げを施す。ステンレスの表面がマット状に艶がでて、独自の風合いになる。
約半日の作業、あっという間に時間が過ぎていった。



僕たちは設計を仕事にしている。
そして、ほぼ毎日、建築のことを考えている。
それは設計者として当たり前のことで、この仕事が好きなので、そんな時間ばかりでも続けていけるわけだ。
ただ、考えすぎて、思考過多になりやすいのも事実である。そんな時には、現場で施工に参加して、共に汗をかくと、頭をリセットできて、とても良い。素材を肌で味わい、匂いを嗅ぐと、リアルな建築感が身体に染みこんでくるのだ。
施主さんと職人さんと設計者、皆が力を合わせて作り上げるのが建築。それらのプロセスが楽しい仕事なのだ。

建築に携わる仕事を見つけることができて、本当に良かったと思う。

建築が好きだ。