建築と環境の経年での変化を確認したくなり、施主Nさんにお願いし、完成して10年が経過した「シラハマノヒラヤ」へとクルマで向かった。
「シラハマノヒラヤ」は、作品名のとおり、和歌山県の白浜の山と海に囲まれた敷地に建つ平屋で、アプローチから見える海が美しい。
環境は10年前も今も変わらないが、新築時に家の周りに植えられた樹木が10年経ち、周辺の自然の樹木と共に風景を構成しはじめていた。
スタッフ達と一緒に、家の内外を点検しながら、経年の変化を調査。
白浜の海沿いという過酷な環境にも家は十分に耐えていますと、施主Nさんから言葉も頂いた。
室内も、10年経つと、味わいがより深い佇まいとなっていた。設計時の施主さんの希望に沿った雰囲気になったと感じた。
4月〜5月に、室内も含めた 10年経過後のライフスタイルを含めた撮影をしたいと考えている。
お昼ご飯は「まんまてんや」へ。
カツと野菜のカレー。このお店の味も変わらず美味しく。そして、大将も元気だった。
2022.02.19 奥和田 健