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Kさん そして ミナミ

2024年5月11日
奥和田 健

「もう、渋谷を超えていますね」

昨晩、スタッフAが呟いた。
確かに、ミナミの街は都会の域を超えつつあり、この場所を目指して世界各地から人が集まる域、いわゆる、マンハッタンの域に近づきつつある。

「街の成り立ちが、キタとミナミでは少し違いますね」とは、法善寺のバー・スピリッツの高島さんが話してくれたことだ。

ターミナルが中央にあることにより東西南北で分断を余儀なくされるキタの街に対して、ターミナルが街の南側に集約されているミナミの街は、平面的に繋がり展開され、街が広がり続けている(駅を中心に発展したキタと、街優先で後から駅ができたミナミとの違いでもある)。

そして、街の拡張という点でも、拡張し続けるマンハッタンと類似点が多い。


写真

「天白区の住宅」の工事をして頂いた、名古屋の工務店の社長Kさんが、昨日、大阪にお越しになった。

Kさんは、僕よりも遥かに人生の先輩であり、建築士の先輩でもある。「大阪にあまり行ったことがないんです」と工事中に話を聞いていたので、昨晩、大阪にご招待した。

スタッフAを名古屋に向かわせ、Kさんを迎えて、そのまま近鉄電車で大阪上本町まで移動。ホテルにチェックイン頂き、四天王寺の僕の事務所を案内した。Kさんがお寺が好きと聞いていたので、四天王寺もご案内。そして、寺田町の僕の自宅「寺田町01」を案内し、夕飯は「お好み焼き げん」を堪能いただいた。

それから、ミナミへ移動。街を中心に歩き、法善寺の「メインバー・スピリッツ」へ。そして、三津寺のクインズコート内にあるスナック「ナイトバー・リープ」へと移動した。

リープのママには、29年くらいお世話になっている。ここに来るお客さん皆んなが、深夜のママのトークの虜なのかも知れない。昨晩もママのトークを聞きながら、スタッフA、僕、そしてKさんの順にカラオケを唄った。そして、タクシーに乗り、Kさんが宿泊する上本町のホテルまでお送りした。

工事中に、Kさんには、本当にお世話になった。僕たち設計だけでは何も再現できない建築を、一生懸命つくって頂いた。時に意見の言い合いになり、互いに現場で意地を張ったこともあったけれど、それは良いものを作ろうと思う行動の現れでもあった。それゆえ、昨晩、大阪にお越し頂けたのが嬉しかった。

(写真はミナミの街を堪能するKさんとスタッフA)

Kさんを、お送りしたあと、スタッフAと「谷町 ふる里」に行った。
大好きな「きざみうどん」を食べながら
「今日、大阪にお越しいただけて本当に良かった」と話し、夜を振り返っていた(昨晩は、お好み焼きげんさんから始まって、ふる里まで、本当に沢山の方々にお世話になった。そして、お酒も沢山頂いてしまった)。

今日は、日曜日だけど、いまから事務所へ行く。 ありがたいことに、打合せが3本ある

建築の仕事が出来るのがありがたい 今日も頑張ろう。


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