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阿倍野区の家 着工しました

2024年10月15日
奥和田 健

土地探しから進めていた「阿倍野区の家」が、設計も完了して、着工となりました。

阿倍野区の家は、狭小の敷地です。そして、商店街と連結された敷地に建つ住宅です。そのため、狭さを感じさせない工夫。そして、地域社会を含めて考察する必要性がありました。具体的には、図1に示しています。

阿倍野区の家
(図1:阿倍野区の家と地域社会 okuwada. 2024)

この住宅は狭小な敷地に建っていますが、幸いにも二方向が道路に面しています。そのため、開口部を道路側に配置することができました。この開口部を通して敷地外のエリアも自らの領域に引き込むことで、住宅内に心理的な広がりを与えています。

また、本住宅「阿倍野区の家」は、都市の周辺環境(都市風景)を内部に取り込む一方で、自らの生活を都市に提供するという、双方向的な関係を築いています。このような相互作用が地域の建築にも広がれば、地域社会と個々の暮らしが影響し合い、新たな活力が地域コミュニティに生まれると考えています。

2024.10.15 奥和田 健 | 建築家

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