和歌山と大阪の県境付近の山間にある、南側に開けた場所が敷地であった。近くには根来寺があり、昔から生活や文化を育んできた地域である。敷地横には平安後期より和歌山と大阪をつなぐ路があった。その路には水路が併設されており、県境の山に降った雨が地域の水として流れていた。今回、この水を敷地南側に予定されている畑へと送りこむべく、ひとまず敷地に取り入れた上で、水盤として住環境に融合し、地域の恵みと共に豊かに暮らせる住まいを考えた。