都住創という集合住宅群が存在する。
コーポラティブハウスの代名詞として、ヘキサの設計により、1977年から20作以上の集合住宅が建てられた。
その都住創の第12号でもある「都住創 内淡路町」
1986年の竣工時からオフィスとして使われていた150㎡の区画を、施主Tさんが購入され、2つの住居(2世帯住宅)へと改修することになった。
設計にあたり、既存配管の繋ぎ込みなど、難航したが、2020年の春に完成した。
既存の150㎡の区画を、親世帯(左側)、そして子世帯(右側)のゾーンへと整理し構成。
中央、玄関近くの既存躯体(RC)の内壁が、平面上斜めに配置されており、制約があったが、その斜めの部分を基準線として、ストレージと寝室、子ども室を配置することにした。
更に、ラッパ状に開く、廊下のような広間のような余白の空間をつくり、そこに暮らしを落とし込むことを試みている。道路に面した大きな開口部は、近所で暮らす住民との窓越しに交流できる場所でもある。
都住創内淡路町の2室
リノベーション設計
奥和田 健・松田 典子|奥和田健建築設計事務所
撮影:山田圭司郎 YFT 施工:清武ワークス
所在地:大阪市中央区 |
主要用途:住宅(2世帯)
施主さんが、この空間で料理教室「 OISHII
KITCHEN 」も営まれています。
お味噌など、とっても美味しいです。