芦屋の閑静な住宅街に建つマンションの１室。
施主はフラワーコーディネーターで、教室そして暮らしの場所をつくりたいとの要望であった。

プランにあたり、施主の仕事、そして生活を紐解いていくと、その生活が「花」そして「緑」の要素で暮らしが色付いていることが理解できた。

設計者として、その暮らしの背景となる空間を、丁寧に整えることを先ず念頭におくことにした。
そして、５３㎡とコンパクトな専有部分の中に、回遊動線とパブリック及び、プライベートの緩やかなゾーンを作り、リノベーションの設計を整えていった。

全体をモルタル、そして落ち着いた艶のグレーの塗装、質感のある木材で構成している。

アトリエミルフォイユ
atelier mille feuille

設計：奥和田 健・福川 加奈子｜okuwada architects office 奥和田健建築設計事務所
撮影：Okuwada Takeshi
施工：トータルトーク
床材協力：ANALOG
塗料協力：OPTIMUS
キッチン：kitchenhouse
水栓協力：KOHLER

所在地：芦屋市
主要用途：集合住宅（１区画）
構造規模：リノベーション