大阪市内の南側、天王寺区と阿倍野区は、学校と住宅そして寺院が多い地域で、今回の寺院も、阿倍野区の昭和町にあり、辺りは穏やかな街並みが続いていた。
建て主である住職、そして檀家の皆さんからの相談は、老朽化した寺院の建て替えと共に、塀と門を取って、街に開かれた形の寺院にしたいとの要望であった。
敷地周辺は、隣地建築物が立ち並ぶ市街地。人が行き交う交差点へ向け、本堂のアプローチを設けて、エントランスとつなげる構成を考え、道路に対して、少し斜めに外壁ラインを設ける事で、敷地内に街とのバッファーを作ることにした。