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奥和田健建築設計事務所
4E|Okuwada Architects Office
実施設計とは、アヤマノイエを通して考える
アヤマノイエは実施設計が完了。
実施設計とは、基本設計(施主さんと間取りなどを考える作業)が完了した後で、設計意図を工事関係者へと伝える図を書く工程。
デザイン的な要素も最終調整し、各性能も計算、それらを図面に書き込んでいく細かな作業です。
確認申請の準備をし、ディテールを深く考えることで見えてきた部分を住み手のご家族と再確認。
今回も、CGと模型を使いながら、外観そして内部と ひとつひとつ設計チェックを行いました。
上はは縮尺1/100の模型。
配置の確認や全体の把握、そしてボリューム調整などをチェック。
外観などは縮尺1/50の大きな模型で再確認。
縮尺1/100の模型では確認できなかった樋の大きさや開口部のバランスなどを、この模型で確認しながら調整を重ねていきます。
模型内部。
実施設計中に生じる検討事項も立体にして確認。ちなみに本棚の前にある家型の部分はシューズクローク。
そして、実施設計図を沢山書くのです。上の写真は部分詳細図。
この図面は基礎〜立ち上り〜内樋〜屋根・内部床〜壁〜天井の間の見切りなどを細かく指示する図面(もちろん通気や断熱手法も記入しています)。
これらがないと我々が考える空間のデザインが整わないのです。
実施設計図は、我々のオリジナルな考えが詰まっている部分の一つなのです。
【アヤマノイエ記事】
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アヤマノイエ上棟しました
・
実施設計とは、アヤマノイエを通して考える
(奥和田 健)
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