たこやきさん｜okuwada architects office.blog

たこやきさん

金曜の夕刻は建築を志す学生が来てくれて、事務所で話を聞いた後、四天王寺の参道近くの酒場へ一緒に行った。
彼にアドバイスとまではいかないけど、ちょっと飲みながらもう少し話を聞きたくなったのが理由だ。

そういえば、僕も若い頃に、自分の進路が見えず、様々な場で働いていた。その中で、色んな方から沢山のことを教えていただくうちに、建築が好きになって、建築の仕事を始めた。なので、その昔、僕に接して頂いた諸先輩のように、僕も学生の話を聞き続ける。

酒場での話も終わり、学生と別れて、僕は事務所へと戻った。すると、スタッフが残って仕事をしてくれていた。

なんだか、申し訳なく思い
「明日、僕も来るので何か手伝えることあったら...」と伝えると、僕のことを労わってくれたのか、早く帰ってくださいと思ったのか解らないけど、大丈夫みたいだったので、そのまま、寺田町へと歩いた。

寺田町には一人で入れる店が何軒かあって、イタリアン「うみどり食堂」もその中のひとつ。営業日なんだけど何故か休日だったり、いつ開いているのかなと思うくらい、気まぐれOPENな店だけど、シェフのワタル氏の料理センスと独特の間にひかれて店は賑わっている。

この日はワタル氏の他に、ご近所のフランス人Ｍ氏と彼の友人２名、そして主役でもある「たこやきさん」そして僕の６名。音楽と料理と共に盛り上がった

僕は、たこやきさんの本名を知らない。けれども、色んな所で遭遇して、お互い「よく会いますね」と笑ったりする。この前は携帯電話のショップでバッタリ会った。

そんな、たこやきさんが、明日から半年の間、遠方に行くことになった。
たこやきさんの家にあるギターを、しばらくワタル氏が預かることになり、店内で食事をしながら、ギターを廻して、それぞれ演奏した。

閉店時間になり、今度、たこやきさんの近くへ遊びに行こうと、話が盛り上がった。

ZAO「キリギリスとアリ」流れていました

2018.2.18　奥和田健

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