僕が6歳の頃
寝室として「はなれ」を与えられました。
ご飯を食べて風呂に入ったあと、ひとりで「母屋」から「はなれ」へと移動する、そんな暮らしの始まりでもありました。
初めは少し寂しい気持ちにはなりました。だけど、春が近づき少し暖かくなると、渡り廊下の横の庭に猫が来てくれて、こちらを向いて呼び掛けてくれました。
月のあかりで、影ができるのを知ったり。雪に温かみを感じることを知ったのも「はなれ」へと移動する時です。
そして、生活の中で触れる「外」が、こんなに豊かなのかと思いました。
僕が暮らしている Teradacho Void は、家の全ての部屋を離しています。「外」を移動して生活する住宅です。
今日。僕の家に雪が入ってきてくれました。
子供の頃に感じた温かみも一緒に。
この家をつくって、本当に良かった。そう感じた、ひとときでした。