Teradacho Void / long coffee counter にて、原田真鈴さんの個展とドローング(ライブアートワーク)が行われます。
2022年より、作家活動をはじめる。
人間の過度な消費行動が社会にもたらす影響について芸術を用いて表現し続けている。
また、アートワークをファッションへと落とし込み、自身のブランド「SAMUEL
GARANGALI」を展開し活動している。
季節が秋へと移り変わる頃、ひとりの作家がTeradacho Voidを訪れ、僕に声をかけてくれた。原田真鈴だった。
その後、原田とのやりとりを重ねるなかで、僕は南米チリの「アタカマ砂漠」について教わった。
アタカマ砂漠は、別名「服の墓場」とも呼ばれる。世界中から輸入された古着をはじめとする大量の衣類は、「売れる服」と「売れない服」に選別される。そして、売れない服のなかでも処理しきれないものが廃棄物となり、大量に砂漠へと捨てられていく。
必要以上に服をつくりすぎず、必要な分だけを生産することができれば、こうした問題の多くは防げるのではないか。原田との対話を通じて、僕はあらためてそのことに気付かされた。
原田は、過度な消費行動が社会にもたらす弊害を、芸術を通じて表現している。さらに、そのアートワークをファッションへと展開する際には、カットロスの削減という視点も取り入れている。問題を作品として提示するだけでなく、ものづくりの実践へとつなげていく。そこには、「理念」と「実践」が互いに影響し合う関係が生まれている。
今回、開催する原田真鈴の個展「透く - suku -」では、過度な消費行動への疑問から着想を得た作品群を展示する。あわせて、会期中の3日間には、原田によるライブアートワークも行われる。
原田真鈴が作品を通じて社会に問いを投げかける、11月の3つの日曜日。
Teradacho Voidが、どのように呼応し合うのか。いまから楽しみである。