そう思っている。
人に寄り添い、時間を共有するのが家具であり、人がこの世を去っても、家具は使っていた人の気持ちを静かに語ってくれる。
愛し使うことで、物に心が宿る
車、自転車、服、時計、文房具
家具、家も同じ。
自分の分身として愛すると、きっと物は答えてくれる。
何か困ったときでも、時間と共に、物は解決のきっかけを与えてくれると思う。
大切に、そして丁寧に向き合いたい。
朝から、カッシーナの篠崎さんが、色々とトラックで持って来てくれた。 家族3人、それぞれ専用の1人掛けソファーを選び、夏に発注したのが届いたのだ。
同じシリーズ(LC3)で、生地とフレーム色とアーム位置を、それぞれの好みで3台。
フェザーの硬さは一緒だが、生地により沈み込みが違うのと滑りも違う。 レザーもファブリックも数年使うと、独特の経年変化があり、それも楽しみ。 特に、ファブリックのヤレ感に期待している。
いま中学2年の息子も、将来は独立して生活すると思う。
18歳から一人暮らしをするのか、社会人になってからか分からないが、自分のソファーと共に引越してくれたら嬉しい。
やがて、僕も、この世から居なくなるだろう。
その時に息子に何を残せるか解らないけれど、僕のソファーを思い出に、何とかしてくれたらなと思う。